MUSEUM SURABAYA

(スラバヤ博物館)

2016年2月16日

2015年5月、スラバヤ市中心地にある建物の一角にスラバヤ博物館が出来ました。
以前ショッピングモールとして使われていたその建物は、現在住民向け行政サービスやスラバヤ市活性化の為に使われています。
その一環として、博物館や、ギャラリースペース、手工芸品売り場が設けられています。

歴代スラバヤ市長がずらり

建物の中に入ると、奥に「Museum Surabaya」という掛看板が。
奥に進んでいくと、すぐに博物館の入り口が見えてきます。

まず目につくのは、入り口の正面にずらりと並ぶ歴代スラバヤ市長。
初代市長のA. Meyroos氏(1916-1920)から、現市長のTri Rismaharini氏に至るまでの歴史を辿ることができます。

博物館に展示されているのは、スラバヤにまつわる"色々な"物品。
"色々"というのは、市が受賞したトロフィー類やら、昔使用されていた測量機器やダイニングテーブル、乗り物、婚姻届の記録簿・・・、とにかくスラバヤにまつわるものをとりあえず何でも持ち込みました~!という感覚の博物館。斬新です・・(笑)

乗り物から見えてくるインドネシアの歴史

印象的だったのは、1970年代にスラバヤ市が運営していたというBEMO(ベモ)、BAJAJ(ベジャジ)、BECAK(べチャッ)という乗り物の展示。
三菱のロゴの入った黄色いベジャジが目を引きます。戦中の日本による統治時代を経て、インドネシアと日本が経済的に深く繋がってきた歴史を感じさせてくれました。
べチャッには、展示用に施されたのだと思いますが、独立戦争時に使われた竹やりや、独立戦争での英雄の一人であるブントモ氏が描かれていました。インドネシア、スラバヤに来て強く感じるのは、「独立」に対する彼らの誇り。独立というのは、インドネシアの人々が長きにわたり切望したものであり、オランダそして日本統治時代を経て、自分たちの力で勝ち取った輝かしいものなのです。ただの展示品といえばそうですが、このベチャッに描かれた絵からも、インドネシア、そして独立戦争で主戦場となったスラバヤの人々の誇りが感じられるようでした。

最後に

博物館のすぐ側には、お土産の購入にも使えそうな手工芸品売り場があります。
スラバヤ市による小規模事業者(UKM=ウーカーエム。Usaha Kecil Menengah)支援の取り組みがあるのですが、このお店もその一つのようで、UKMメンバーの手工芸品が販売されていました。

 

訪れたのは平日午後でしたが、数組のインドネシア人が博物館や周りのギャラリー等を見て回っていました。
学生の集団もいて、彼らはパチパチと自撮り。
市民にとっても、スラバヤ博物館は新たな観光スポットとして位置付けられているようです。